MacBook Pro DVD 2nd bay to SATA 変換アダプター

MacBook、MacBook ProなどのOD の2ndベイにSSDなどを取付けるアダプターを作りました。

現在、大陸製のキャリア付きのものが出回っているのですが、MacBook 前期、MacBook Pro用、MacBook , MacBook Pro UniBody用など、キャリアの種類が訳わからなくなっているので、シンプルに基盤だけの物にしました。軽量化にも貢献します。

MacBook ProのDVDをはずします。

変換基盤を組み付けて、SSDにも、仮留めの両面テープをはります。

SSDをMacBook Proに取付けます。開いたスペースに緩衝剤をいれれば、完成です。

総重量も、2Kgを切りました。PowerBook 2400みたいですね。DVD は、外付けケースにいれて使いましょう。

SUN Spark用HDDケースの開封

SUN Spark 用HDDケースが手に入ったので、使ってみます。

AppleのHDDケースも、そうですが、ネジでフタが止っていないので、開けるのにコツがいります。

必要な工具は、マイナスの精密ドライバーだけです。

ケースの後ろの小さな、マイナスドライバーが差し込めるくらいの穴に、ドライバーを差し込みます。

ドライバーを前にずらして、写真の丸のあたりのラッチをケースの中側に押して、フタを上に上げます。

ラッチは、どこにあるか判り難いですが、慎重に探して下さい。

ケースの前の裏の、写真の丸の部分を破損しないように、ここを中心にして、慎重に開きます。

無事開きました。

HDDのキャリアを止めているラッチを下に押しながら、キャリアを前にスライドさせて、外します。

HDDのキャリアの穴にあわせて、ハードディスクを取り付けます。

Mac Plusには、数ミリ横方向が足りませんが、デザイン的に丁度いいです。

Mac Plus アナログボードオーバーホール、内蔵SCSI増設

MacPlusは、オリジナルMac(128Kなど)の形を残した、魅力的な機体です。ただ、アナログボードが弱い、内蔵SCSIがないなど、弱点もあります。今回は、この辺をアップグレードしてみます。

まず、問題のアナログボードをオーバーホールも兼ねて、アップグレードパーツを使います。高圧部は、もちろん、5Vの電源にも容量の大きいダイオード、耐温度の高い高信頼性のコンデンサーを使います。

ヒートシンクを外して、部品を交換します。

オーバーホールが完了しました。

ついでなので、FDDの清掃とグリスアップもしておきます。

内蔵SCSIケーブルを用意します。線番号が判り易い様に、カラーのフラットケーブルを使います。信号が不要な部分は、カットしておきます。

Mac Plus のSCSIはNCRの5380というCHIPを使用しています。CHIPに直接ケーブルをハンダ付けします。

NCR 5380の仕様は、インターネットで検索してみて下さい。/RST信号(フラットケーブルの40番)は接続しません。

電源ケーブルから12V、5V電源を引き出します。

2.5インチのSCSIハードディスクを内蔵させようと思ったのですが、ことのほかモーター音が気になったので、路線を変更して、CF-SCSI変換で、無音で起動させるようにします。

フォーマットして、外付けHDDからシステムを転送します。動作確認をして、FDDキャリアに両面テープで、取り付けます。

取り付け完了。

筐体を閉じて、起動を確認します。

大改造になりましたが、内蔵HDD(CF)から起動できるのは、快適です。Mac Plusの魅力がアップしました。

E-mu サンプラーでCF PowerMonster II を使う

E-mu サンプラーでCF PowerMonsterを使ってみます。E-mu ESI4000 で使ってみます。

背面のSCSIコネクターは、フルピッチのアンフェノールコネクターです。本来ですと、外付けケースを使いたいところですが、今回は、BakMonolithを使った例を示します。

フルピッチ->25pin のSCSIケーブルと、25pin  メス<>25pin メス の延長アダプターを使用して、接続します。ケーブルをシュリンクで固定して、動かないようにします。

ちょっと反則っぽい使い方ですが、SCSIのケース自体が手に入り難いため、安価に接続するためには、いい方法だと思います。

フルピッチのアンフェノール->25pin の変換アダプターも、稀にオークションなどで、手に入るようです。それを使えば、直接接続できるようになり、すっきりします。もし、手に入ったら、ご紹介します。

東芝2.5インチSCSIハードディスク(MK2526FB)のターミネーター

東芝製の2.5インチSCSIハードディスクのターミネーターについての、その2です。

前回の9.5mm厚のもの(MK1926FBV)のターミネーターの取付けを行いました。今回は、17mm厚のものが手に入ったので、これのレポートです。

厚みは9.5mmに目が慣れているので、17mmと、かなり分厚い感じがします。いちおう、これでもだいたいのPowerBookには、収まってしまいます。

例によって、メディアとコントロールボードを繋げているコネクターに注意して、分解します。

基盤の赤枠の部分がターミネーターの抵抗です。今回のハードディスクには、最初から、ターミネーターが付いてました。

ターミネーターの抵抗は、1kオームの0.8X1.6mmのチップ抵抗です。青い抵抗は、0オームです。もし、このように抵抗がなければ、ターミネーターが付いてないので、上図のようにハンダ付けして下さい。

今回は、たまたま、ターミネーターがついていたので、そのまま動作確認して、おしまいです。

丁度手頃な容量のハードディスクなので、このディスクは、Mac Plusのアップグレードに使う事にします。Mac Plusのアップグレードは、また後日。

AKAI サンプラー MPCシリーズでCF PowerMonster IIを使う

AKAIサンプラーでも、CF PowerMonster、CF AztecMonterが使えます。今回は、弊社の新製品の、2.5インチSCSI->25ピンSCSI変換アダプターのBakMonolithで、使ってみます。AKAIサンプラーは、MPC2000を使ってみます。

黒い不気味な(?)カードが、BakMonolithです。バスパワー対応で、内蔵ターミネーター電源で、動作しますので、外部電源不要で、このまま使用ができます。

MPC2000は、25ピンのSCSIなので、そのままBakMonolithがささります。外部電源不要で、このまま使用が可能です。2.5インチのハードディスクも使えますが、その場合には、外部電源を用意して下さい。

DISKモードで、FORMATします。800MB以上のCFカードを使った場合には、自動でパーテーションを切ってくれます。

システムを転送します。

サウンドライブラリーDISKを入れます。

プログラムとサウンドをコピーします。これで、毎回、フロッピーをガッチョン、ガッチョンしなくても大丈夫になります。すでに、フロッピーDISKのメディアも手に入りにくくなっているので、これは、助かります。なにより、ハードディスクや、MOのように、騒音がしないのが、利点です。

CFカードは、今回、SunDiskの512MBのものを使いましたが、もしかすると、CFカードによっては、相性があるかもしれません。CFカードは、スピードが遅いものを使うのが、コツのような気がします。

別のAKAIサンプラーでも、同様に使えます。別のサンプラーも、また、レポートします。

東芝2.5HDD (MK1926FBV) のターミネーター取付け

2.5インチのSCSIが製造中止になって、久しいのですが(2012年4月現在)、稀にオークションなどで、東芝製の最終型の新品などが、手に入ることがあります。

ただ、喜び勇んで、PowerBookに取付けたところ、なぜか、内蔵から起動できなくて、首をかしげた方なども、結構いらっしゃるかもしれません。これは、東芝製の2.5インチSCSIが、ノーマルでは、ターミネーターを搭載していないため、Macから起動できなくなっているためです。MacのSCSI HDDは、内蔵から起動する際には、必ずターミネーターを内蔵してないとダメです。

たまたま、オークションで、新品のMK1926FBV 800MBが手に入ったので、これを例にターミネーターを取付けます。ただし、ハンダのピッチが0.8mmと、とても細かいので、もし自信がなければ、きっぱりあきらめましょう。ターミネーターがなくても、外付けで使用する分には問題ないです。

東芝の2.5インチHDDです。「分解改造しないで下さい。」と書いてあります。

裏返して、ネジを外し、慎重にカードを分解します。SCSIコネクターと反対のあたりに、接続コネクターがあるので、注意して、分解して下さい。

赤色の部分を改造します。

赤色の部分に抵抗をハンダ付けします。抵抗は、秋葉原のシーアールというお店で入手可能です。

http://www.logic-d.net/shop/index.html

4個の正方形の部分と、右の2個の合計18箇所に1Kオームをハンダ付けします。

緑の0オームは、上に移動させます。

このように、ハンダ付けします。正方形の部分は、4連のネットワーク抵抗というものです。

とても細かいので、注意してハンダ付けして下さい。ハンダごて、ハンダリードは、専用の細かいピッチに対応したものを用意したほうがいいでしょう。

うまくハンダが取り付けられると、内蔵から起動できます。うまくいかない場合には、ハンダが不良なので、チェックしてみましょう。

別の仕様のHDDが手に入ったら、また、リポートします。

PC9801でCF SCSI 変換アダプター PowerMonsterII を使う

PowerMonster IIは主にOld Mac用に開発されていますが、NEC PC9801 のSCSIでも、起動DISKとして使えます。今回は、Old Mac用のBakMonolith(2012/4/12現在開発途中)という、実験用の簡易オープンケースを使って、起動DISKとして使ってみます。

PC9801でおなじみのCバス用のSCSIカードです。オークションなどで、安価に手に入ります。メーカーは、どこでも、構いませんが、カードによって、CFカードと相性があるようなので、注意しましょう。今回は、TEAC製のIF92Bを使いました。PC9801は、BXです。

BakMonolithは、ターミネーター電源から、電源をもらうバスパワー機能があるので、SCSIケーブルを繋ぐだけで、CFカード変換カード PowerMonster IIが使えます。

PC9801で使う時の問題は、コネクターがMac用の25ピンなので、ケーブルがレアなものなってしまうことです。このケーブルも、オークションなどで、地道に探してみるか、もしかすると、弊社で、50ピン->25ピン変換コネクターを開発するかもしれません。

TEACのSCSIカードは、比較的にCFの種類を選ばないようですが、総じて、PC9801のSCSIは、遅いスピードのCFカード(SanDiskなど)が、相性がいいようです。

写真は、DOS 5.0A で、シェルまで組んで起動させています。

同じDOSベースで動作している、AKAIサンプラーも、遅いスピードのCFカードを使うほうが、いいでしょう。AKAIサンプラーでの使用例は、またの機会に。

SE/30 アナログボード オーバーホール

SE/30のアナログボードは、高圧部があり、消耗品のカタマリです。画面がふらついたりするので、消耗品をまるごと、交換してしまいましょう。ついでに、ウィークポイントの、コネクターも、新品にします。

まずは、SE/30の筐体を開けましょう。

トルクスレンチで、黒ネジ、取手の後ろ側の白ネジを外します。

白ネジは、すこしづつ緩めて、筐体を割らないようにネジにショックを与えて、筐体ベゼルを外します。

筐体を壊さない様にゆっくり外します。

初期型の筐体には、裏側に開発者のサインのエンボスがあります。真ん中のやや上にsteven Jobsのサインがあります。

discharge_flyback_voltage

注意!フライバックトランスは、高電圧がかかっています。専用工具で放電します。または、24時間放置して自然放電するのを待ちます。

 

放電されていることを確認して、各コネクターを外します。放電工具がない場合には、一晩電源ケーブルを外して、放置して下さい。ブラウン管の先端のカードコネクターは、ガラス部分があるため、折らないように気をつけて下さい。

アナログボードのネジを外します。ネジの頭が小さい割に、かなりのトルクで締まっているので、ネジ頭をナメてしまわないように気をつけましょう。

電源ユニットを外します。

アナログボードと電源ユニット。

ついでなので、FDDも一度分解清掃します。

分解は簡単です。まずは、横のバネを外します。

ヘッドを持ち上げている、黒いプラスチック部品を外します。

ホコリと、古くなったグリスを取りさって、シリコンスプレーをかけて、出来上がり。

アナログボードの裏側の絶縁紙を外します。ナイロンリベット5個で留っています。

コンデンサーを外すために、グルーをカッターで、切ります。コイルなどの、部品を破損しないように、注意しましょう。

コンデンサー、フライバックトランス類のハンダを、『ハンダ吸い取り器(HAKKO SUPPONなど)』で、取り去ります。

アースの部分は、ハンダが取れ難いので、高い温度で、何度もやり直して、きれいに取り去って下さい。

交換部品です。この際なので、ファンも静穏タイプにして、ファンコントローラーも付けましょう。

部品を外したアナログボードと、交換部品。

部品をハンダつけします。コンデンサーは、グルーガンで、固定します。

ファンコントローラー。これは、放熱板に貼付けます。

オーバーホール出来上がり。

組付け。

画面の調整。

画面位置、変形の調整。

位置、変形の調整の説明。

PowerMac G4 Cube Power Light -> Blue LED swap

内蔵ファンを取付けたついでに、電源ランプを青色LEDに交換しました。

PowerMac G4 Cubeの電源スイッチの裏側にある、ノーマルの電源ランプです。φ3mmの電球色のLEDです。これは、これで、いい色なんですが。

φ3mmの青色LEDです。

ノーマルのLEDをチョッキン。青色LEDを電源スイッチに取付けます。極性は、写真の通り。

ハンダ付け。

青く光る様になりました。スリープのとき、結構、きれいです。

意外と簡単にできてしまいました。φ3mmのLEDの入手が難しい場合には、秋葉の秋月電子→ http://akizukidenshi.com/catalog/c/cled などで購入して下さい。