AKAI S1100 に CF AztecMonster を内蔵させる

AKAI S1100サンプラーにCF AztecMonsterを内蔵させようと思います。今回は、純正HDDは接続しませんが、もちろん分岐ケーブルなどを使って純正HDDをそのまま生かしたり、CF RaizinMonster を追加したりもできると思います。

00_S1100_Front

AKAI S1100です。隠れた名機だと思います。以外と中古相場は、お安めのようです。

01_Side_Veiw

側面のネジを外します。ラックマウントは外さなくても大丈夫です。

02_Rear_View

背面のネジも外します。トップカバーを外して、筐体を開けます。

03_HDD_Location

HDD が縦に取り付けられています。

04_SCSI_Pin_Assign

内蔵SCSIコネクターのピンアサインが逆に生えています。50番ピンがHDDの1番に挿さっています。

HDD の電源ケーブルも通常の大きいコネクターと違い、FDD用の小さいコネクターが使われています。これをHDD用に変換するために、FDD->HDD 電源変換アダプターを用意します。

05_HDD_Bracket_Screw

HDD を取り付けているブラケットを外します。底面のネジを外します。

06_SCSI_Connector_Key_Blind_OFF

フラットケーブルのコネクターの極性キーをヤスリで削り取ります。これで、CF AztecMonsterのSCSIコネクターに逆方向に挿せるようになりました。

07_insulator

プラスチックの絶縁板と両面テープでブラケットに貼付けられるようにします。

08_CF_AztecMonster_Built_Up

CF AztecMonsterを、純正HDDに貼付けます。

09_CF_AztecMonster_wiring_Set_Up

セットアップします。SCSIコネクターは、極性キーを反対に挿します。筐体に取り付けて、完成です。

10_Arrange_CF

DISKモードでパーティションを作成します。なぜか、「Format」コマンドでは、エラーがでるので、「ARR」(ARRange)で初期化します。ブロックの検証に割と時間がかかります。

11_Completed_Arrange

初期化が完了しました。60MBが17パーティションまで作成できるようです。最大で1GBまで認識するようです。

12_Saving_Sample

サンプルファイルを保存してみます。HDDのモーターの音もしなくなりました。

 

MPC3000 Vailixi OS 3.50 で CF RaizinMonsterを使ってみる

MPC3000のサードパーティー製のOS Vailix 3.50のROMを入手したので、CF RaizinMonsterとCFメモリーカードで使ってみます。

Vailixi ROMの最大のウリは、PCで読み書きができるフォーマットに対応することです。残念ながら、現在はメーカー自体が活動していないので、販売されていません。中古で探すしかありません。私は、eBayでUS$45.00-で購入しました。

01_Vailixi_ROM

Vailixi ROMです。

02_MPC_ROM_Location

MPC3000のマザーボードの中央にROMがあります。手前がLS、奥がMSです。

03_REmoving ROM

慎重にソケットからROMを外します。ICプラーを使っていますが、無い場合にはマイナスの精密ドライバーなどで、地道に外してください。

04_Vailixi_ROM_installation

Vailixi ROMをソケットに挿します。足が曲がらないようにして、方向とLS、MSに気をつけて取り付けましょう。以上でROM交換は終了です。

05_BOOT_Vailixi_ROM

MPC3000から起動させます。正常に起動したら、最初にVailixi ROMの表示がでます。

06_Format_CF

CF RaizinMonster にCFカードを挿して、DISKモードでフォーマットします。Vailixi OS では、Formatのメニューが一部変更になっています。「Low level format」が選択できるようになっています。「Hard」と「Soft」の違いがいまひとつわかりませんが、とりあえず、「Hard」を選択します。

ちなみに、MPC3000はCFカードの相性があります。割とCFカードを選びます。今回は、Transcend X52 1GBのものを使いました。

07_Mode1_Partition

Format が終了すると、パーティションのメニューが出ます。「Mode 1 = Hybrid partitions」を選択します。

08_26Xpartition

26個のパーティションが作成できるようです。なぜか5択で容量が決まるみたいです。5番を選択します。

Mac_DeskTop_Copying

パーティション作成を終えたCFカードをUSBリーダーでパソコンに読み込ませます。パーティションが26個、パソコンに認識されます。

フリーの音源をコピーしてみます。

09_load_PRM

ファイルをMPC3000で読み込んでみます。

問題なく動作しました。