PC9801でCF SCSI 変換アダプター PowerMonsterII を使う

PowerMonster IIは主にOld Mac用に開発されていますが、NEC PC9801 のSCSIでも、起動DISKとして使えます。今回は、Old Mac用のBakMonolith(2012/4/12現在開発途中)という、実験用の簡易オープンケースを使って、起動DISKとして使ってみます。

PC9801でおなじみのCバス用のSCSIカードです。オークションなどで、安価に手に入ります。メーカーは、どこでも、構いませんが、カードによって、CFカードと相性があるようなので、注意しましょう。今回は、TEAC製のIF92Bを使いました。PC9801は、BXです。

BakMonolithは、ターミネーター電源から、電源をもらうバスパワー機能があるので、SCSIケーブルを繋ぐだけで、CFカード変換カード PowerMonster IIが使えます。

PC9801で使う時の問題は、コネクターがMac用の25ピンなので、ケーブルがレアなものなってしまうことです。このケーブルも、オークションなどで、地道に探してみるか、もしかすると、弊社で、50ピン->25ピン変換コネクターを開発するかもしれません。

TEACのSCSIカードは、比較的にCFの種類を選ばないようですが、総じて、PC9801のSCSIは、遅いスピードのCFカード(SanDiskなど)が、相性がいいようです。

写真は、DOS 5.0A で、シェルまで組んで起動させています。

同じDOSベースで動作している、AKAIサンプラーも、遅いスピードのCFカードを使うほうが、いいでしょう。AKAIサンプラーでの使用例は、またの機会に。

2.5-3.5 inc. SCSI Adapter にアクセスLEDを取り付ける

2.5インチのノート用SCSIハードディスクを3.5インチのデスクトップ用のSCSIに変換するアダプター。たぶん、こういう、わけのわかんないものを作っているのは、ウチだけでは?まあ、ウチの商品は、だいたい、ワケのわかんないものが多いんだけど。

よく問い合せがあるのが、『LEDを外付けで、使いたいんだけど、コネクターがない。』というもの。はい、わざとコネクターつけてありません。それは、LEDの信号は、SCSIの信号線と逆にGNDに落ちてオンになるので、ヘタに間違えて取付けて、ショートすると、シャレにならないことになるからです。ここのところ重要。

んで、それでも、光り物大好きというアナタは、自己責任ということで。

ちょうど、アダプターが改版したので、コネクターの配線をしてみました。コネクターは、電源と同じ日圧のPH2ピンを使いましたが、2mmピッチのものであれば、なんでも可。直接ケーブルハンダつけしてもいいけど、穴がちっちゃいので、かなり細いケーブルでないとダメです。

ちなみに、改版の変更点は、

・電源ケーブルをコネクター化

・ターミネーターOFFの機能を追加

です。

写真に回路図を添付しました。判るかな?抵抗は220Ωを使っていますが、LEDの仕様に合わせて、チョイスしてね。

部品です。LEDは、流行の(?)青色LEDです。LEDは、足の長いほうが、ANODE(+)です。

取付けました。PHコネクターは、1番ピン(GND)が、抵抗側(CATHODE (-))です。

ケーブルをLEDにハンダつけ。

熱収縮チューブで、仕上げましょう。

ハウジング側を組み立てましょう。カシメる専用工具は、とっても高価なので、安価なプライヤーでも、十分。

できあがり。

動作確認。高輝度LEDなので、明るいです。

本日は、これまで。

CF AztecMonster BENCH Mark

CF AztecMonster on PowerMac G3 DTCF AztecMonsterの試作品の動作確認と、ベンチマークを取りました。試作品は、量産品とちがい、CF カードが裏側にささっています。量産品は、CFカードが表側にささります。

B's CrewB’s Crewで、動作確認。なぜか、CD ROMを読み込まない(あとで、故障しているのを発見)。ATAと書いてあるのが、CF AztecMonster 。

ベンチマークATTO Expressで、ベンチマークを取りました。使用したCFメモリーカードは、ADATA X266 です。読み込み約17MB、書き込み約8MBは、十分性能的に、問題無いレベル(というより、当時のHDDより速いです)。