SE/30 アナログボード オーバーホール

SE/30のアナログボードは、高圧部があり、消耗品のカタマリです。画面がふらついたりするので、消耗品をまるごと、交換してしまいましょう。ついでに、ウィークポイントの、コネクターも、新品にします。

まずは、SE/30の筐体を開けましょう。

トルクスレンチで、黒ネジ、取手の後ろ側の白ネジを外します。

白ネジは、すこしづつ緩めて、筐体を割らないようにネジにショックを与えて、筐体ベゼルを外します。

筐体を壊さない様にゆっくり外します。

初期型の筐体には、裏側に開発者のサインのエンボスがあります。真ん中のやや上にsteven Jobsのサインがあります。

discharge_flyback_voltage

注意!フライバックトランスは、高電圧がかかっています。専用工具で放電します。または、24時間放置して自然放電するのを待ちます。

 

放電されていることを確認して、各コネクターを外します。放電工具がない場合には、一晩電源ケーブルを外して、放置して下さい。ブラウン管の先端のカードコネクターは、ガラス部分があるため、折らないように気をつけて下さい。

アナログボードのネジを外します。ネジの頭が小さい割に、かなりのトルクで締まっているので、ネジ頭をナメてしまわないように気をつけましょう。

電源ユニットを外します。

アナログボードと電源ユニット。

ついでなので、FDDも一度分解清掃します。

分解は簡単です。まずは、横のバネを外します。

ヘッドを持ち上げている、黒いプラスチック部品を外します。

ホコリと、古くなったグリスを取りさって、シリコンスプレーをかけて、出来上がり。

アナログボードの裏側の絶縁紙を外します。ナイロンリベット5個で留っています。

コンデンサーを外すために、グルーをカッターで、切ります。コイルなどの、部品を破損しないように、注意しましょう。

コンデンサー、フライバックトランス類のハンダを、『ハンダ吸い取り器(HAKKO SUPPONなど)』で、取り去ります。

アースの部分は、ハンダが取れ難いので、高い温度で、何度もやり直して、きれいに取り去って下さい。

交換部品です。この際なので、ファンも静穏タイプにして、ファンコントローラーも付けましょう。

部品を外したアナログボードと、交換部品。

部品をハンダつけします。コンデンサーは、グルーガンで、固定します。

ファンコントローラー。これは、放熱板に貼付けます。

オーバーホール出来上がり。

組付け。

画面の調整。

画面位置、変形の調整。

位置、変形の調整の説明。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です